
以前、双子たちを近くの公園へ連れて行った時のこと。
公園の東屋におじいちゃん、おばあちゃんが20人ほど集っていました。
お散歩サークルか何かの団体さんのようでした。
もちろん、うちの双子たちはおじいちゃん、おばあやんたちに大人気。
双子たちもそこらへんを心得ているのかおじいちゃんおばあちゃん達に
愛想を振りまきます。
「かわいいわね〜」「双子ちゃん?」などと
いつものような反応を楽しんでいると
一人のおじいちゃんが「一卵性かい?」
「双子?」と聞かれることは多いけど「一卵性?」と聞かれることはめずらしいので
思わず、おじいさんに目がいくと、
「僕も一卵性の双子なんだよ」
なるほど。
同年代の双子ちゃんを見ることは多いけど、60代以上の双子という方は
周りになかなかいない。
おむつや粉ミルクのある現在でも双子育児はとっても大変なのに
この世代の双子を育てたご両親のご苦労やいかに・・・などと思っていると
おじいさんが
「一卵性双子は便利なんだよ〜
一卵性双子は病気も一緒だからね〜」
と話し始めた。
周りのおじいちゃん、おばあちゃんも「へえ〜そうなの、さすが双子!」
などと言っている。
「ぼくの兄貴がね、前立腺がんになったの。
そしたら兄貴が「双子だから病気は一緒だからお前も検査しとけ」っていうから
検査したら初期の前立腺がんがみつかったんだよ〜」
遺伝性の病気は結構同じ病気にかかるからね〜
一人が病気になると、もう一人も病気がわかるから便利なの〜」
とにこやかに周りの方とお話しされている。
DNAが同じってことはそういうことなのか〜
妙に納得してしまった私です。